いつも87ちゃんに
31のアイスをいっぱい買ってきてくれる
ビビるさん
(大木さんに似てるからだそうです)
こと、Kさん!
実は当店で一番すごい?
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/eef701fa37fafdaf1c901de0b5d819b5.jpg)
これを既にお持ちな上に
今回追加でお手軽な
こちらをご注文くださいました!
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9386-800x533.jpg)
こちらの商品はといいますと
ハーレーの鍵って
樹脂製の黒いキーカバーが
最初からついていますよね。
あの黒いキーカバーの
更に上から被せるだけで
簡単にカッコよくなる
キーカバーなのです!
真鍮製、シルバー製がありまして
左が真鍮製です。
右のシルバーはフックが付いていませんよね?
これはKさんがカスタムしたい部分でして
鋳造前にワックスの時点で
既にカットしてあります。
まずはシルバー製の棒を用意。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9389-800x533.jpg)
これを加工して
フックの代わりにマルカンをつけます。
ただのマルカンでは、、、
と思い、僕の趣味でツイストにさせていただきます。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9391-800x533.jpg)
銀を加工するときは
焼き鈍し(やきなまし)
という作業を行います。
上記の写真は
この炎が写真写りが良くて好きだから撮っているのですが
実際はこれに酸素を足しまして
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9396-800x533.jpg)
この様になっております。
片手にトーチ
もう一方の片手で
一眼を操作しておりますので
実は距離感がよくわかっておりません!
いつかカメラやレンズが
熱で故障したらどうしよう、、、
因みに僕は左利きですが
カメラって絶対右利き用じゃないですか。
こういう時
もともとトーチは利き手で持つので
便利かもしれません。
焼いた銀材。
こちら、よーく見てください。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9397-800x533.jpg)
モニターの環境によって
分からないとかもしれませんが
銀の棒がうっすらピンク色になっています。
これを水に入れて冷やします。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9399.jpg)
ジュー!!
ってなるんですが
片手一眼で失敗(笑)
よくわかりませんね。
これで焼き鈍し完了です!
鉄はバーナーで炙りながら曲げたりしておりますが
銀や真鍮はこれで充分、加工しやすくなっております。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9405.jpg)
次に、万力に挟んで
ツイストにする為
タップハンドルを使います。
タップハンドルはネジを切る道具で
当店ではあらゆる商品にネジを切っておりますので
大小揃えております。
こちらは小さいハンドルです。
ペンチでもなんでも構わないのですが、
僕はタップハンドルが好きです。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9407.jpg)
ゆっくりネジって様子をみます。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9408.jpg)
このぐらいのツイストが僕の好みです。
やりすぎは嫌いなのですが
訳あって、まだいきます。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9409.jpg)
このぐらいねじっときましょう。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9411.jpg)
こんな感じになりました。
ツイストは
デザインがカッコいい
って言う事もありますが
実は強度が増すので
好きなんですよね。
真っ直ぐの棒より、ツイストした方が曲がりにくいです。
で、ある程度加工しましたら
焼き鈍しが解除されます。
もう一度なましておきましょう。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9412-800x533.jpg)
で、これをマルカンにしていきます。
まずは、先ほど同様
万力の端に挟みます。
そして、欲しい内径ぐらいの
キリ(ドリルの刃の事です)
をご用意下さい。
キリというのは0.1刻みで売ってるので
こういう時にとても便利なんですよ。
しかもハイス鋼ですので
焼き鈍ししたシルバーや真鍮を相手に
負ける事はまずありません。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9426-800x533.jpg)
この様にして巻きつけて行きます。
先ほどツイストを
必要以上に巻いたのは
この時に伸びてしまうからです。
丁度僕好みのツイストになりました!
これもペンチでやろうと思えばできますが
僕はこれが好きです。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9435.jpg)
ロッキングプライヤー
バイスプライヤーともいいますね!
こちらを喰いつかせていると
かなり簡単に丸カンを作れます。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9437-800x533.jpg)
それを彫金デスクに持って行きまして
重なっている部分を
糸鋸で切ります。
今回1個のマルカンを作るにしては
銀材を長く使いすぎましたね。
もったいない。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9440-800x533.jpg)
はい、切れました。
これを一旦閉じましょう。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9444-800x533.jpg)
横着者の僕が大好きな工具
ソフトタッチです。
ペンチやヤットコの場合
製品に傷がつかない様
革を挟んでやります。
それが面倒なので
僕はいつもコレです。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9449-800x533.jpg)
ツイストがボチボチ合ってますね。
一旦この状態で
ロー付します。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9457-800x533.jpg)
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9461-800x533.jpg)
はい、くっつきました。
内側を整えて行きましょう。
ヤスリでやるか
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9465.jpg)
いや、指輪ではないし
ここはスピード重視でこっちですね。
目標は当店の人気シャックル
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_5504-800x533.jpg)
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3d873a90f4f9e0b7b213edf7a6329602.jpg)
38LOCK3(ミヤロックスリー)
のシャフトが通る事。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9471-800x533.jpg)
はい、通りました!
ではこれを本体に取り付けるのですが
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9474.jpg)
このままでは接点がほとんど無いですよね。
実はロー付は
鉄の溶接の様に
モリモリ隙間を埋めていってはくれません。
なので、このままロー付しても
すぐに外れてしまうでしょう。
どうやってそれを解決するかといいますと
マルカン側に平らな部分を作ってあげます。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9476-800x533.jpg)
先ほどよりもピタッと
随分接地面積が増えましたね!
それをロー付すれば
かなり頑丈に本体とくっつきます。
はい、くっつきました!
では仕上げて行きましょう。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9497.jpg)
この商品はネジ1本を使うだけで
誰でも簡単に
カッコいいカスタムキーに出来る
と言う商品です。
そのねじ穴を
先ほどツイストを作る時にも使用した
タップハンドルで作って行きましょう。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9492.jpg)
たかがシルバー
と思わずに
タップやキリで加工するときは
ちゃんと油を塗った方が良いです。
なので、その油で
切り粉がまとわり付いていますね。
シルバーなので集めておくと溶解できます。
油をちゃんと落としてから
燻し液で黒化します。
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/06/AO8A9499.jpg)
真っ黒になりました。
ここから
ピカピカにならない程度
に磨いて
当店らしい仕上がりになりました!
いい感じです!!
先日納品完了いたしました!
![](https://38sw.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_4570-800x1200.jpg)
昨日の佐々木さんは
当店とGAM-A-MAMAの共通のお客様でしたが
Kさんはいつも
世話なってるから
ゴッドバレーさん
を宣伝してくれと言っておられます。
しかし
探したのですがHPが見当たりません。
友達のマコっちゃんがいる
モトブルーズのサイトを貼り付けますね!
ていうかそもそも知名度は
当店の数倍上だと思いますが😂
Kさん、いつもありがとうございます!
シルバー製はお問い合わせ下さい。