W Hookのデザインを、ほんの少し変更致しました。

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W Hookほんの少しリニューアル

いつもありがとうございます。

ミヤシルバーワークスの宮です。

この度、WHookを少し改良するといいますか

原型は前と同じのままなんですが

仕上げに1工程増やす事にしました。

W Hook BRASS - 38 Silver works KOBE
1シンプルで美しくデザインしました。リングを取り外す事ができる便利なフックです。アンティーク加工もできます縦59mm×横35mm商品は写真2枚目の本体とリン

ビフォーアフターはコチラです。

ご覧の通り、

ビフォーの左は面と線(エッジ)が美しく見えるようにデザインしておりましたが

アフターの右はハンマーでボコボコにした『槌目模様』が付いております。

雪平鍋をご存じか

『槌目模様』をご存じない方に説明する際

よくこの『雪平鍋』を例えを用います。

ゆきひらなべ

と読みまして、

お料理をされない男性は

それこそお料理の名前に聞こえるかもしれませんが

画像を見れば知らない人はいないと思います。

↓↓↓検索すると出てきました↓↓↓

つまり、槌目模様とはこの様な

槌(ハンマー)で叩いてボコボコに模様をつけた物です。

お料理の為には表面積が広くなってどうとかこうとか書いてあるのですが

単純に、アルミの鍋は柔らかくて弱くて

ちょっと落としただけでボコっと凹んでしまうのです。

槌目模様は金属組織をギュッと圧縮するので

柔らかい金属を硬くする事ができる

実用性と装飾を兼ねた素晴らしいデザインなのです。

鍛造と鋳造

W Hookは最初の一つをハンドメイドで製作し

それを原型として、複製して製作しております。

真鍮棒に刻印し、焼き鈍してねじり

叩いて曲げ、切り、やすりがけして完成。

この方法では、とても硬いバネ製のあるフックが出来ます。

鍛造、と言って良いでしょう。

現在W Hookのお値段は

W Hook BRASS - 38 Silver works KOBE
1シンプルで美しくデザインしました。リングを取り外す事ができる便利なフックです。アンティーク加工もできます縦59mm×横35mm商品は写真2枚目の本体とリン

こちらになっておりますが

上記の方法で0から毎回製作すると

3倍ぐらいの価格になってしまいます。

そこで、型を取って複製して

『鋳造』という

溶けた金属を流し込む方法で

最初からW Hook の形をした物を量産している訳です。

鋳造はとても便利な方法で

市販されている殆どのジュエリーがそうだと言えます。

しかし毎回切ったり曲げたりしないで良い代わりに

鍛造に比べて柔らかくまたバネ製が少なくなってしまいます。

ペンダントトップでしたらそれで構わないのですが

キーフックだとそういう訳にはいきませんよね。

ハイブリッド

今回のリニューアルで鋳造品を鍛造品に近づけたいと思い

雪平鍋と同じ硬くする技術

槌目模様を施す事によって

デザイン製とバネ製の向上を目指しました。

鋳造品を叩き締めて鍛造に近づけた

ハイブリッドだと思って下さい。

これにより、少し強度が高まっております。

(しかし叩いていないところに負担が集中するかもしれませんが。)

デザイン製はキリッとエッジの立った

ビフォーの方が好みな方もおられると思いますが

試行錯誤して、より良い物を残して行きたいので

その過程です。

因みになんですが

量産じゃなくてワンオフが良いというお客様はおられまして

少々お高いですが一点ものの製作もさせて頂いております。

その際は4面にお好きな文字を彫らせて頂きますので

是非お問い合わせ下さい。

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